今回カラーリングをする上で一番の問題となる
「カラーリングのアルカリ剤による髪のダメージ」
を解消してくれる
【酢酸】
を導入することになりました。
今回のカラー剤、酢酸カラーって何??という部分に触れていこうと思います。
酢酸とは? 髪にどんな反応するの? 白髪染まるの? 頭皮にはいいの?
●酢酸とは??
サロンでカラーリングをする時に、髪の毛を明るくする段階で必ずアルカリ剤を使用します。
そのアルカリ剤の力でキューティクルが開き、中へ薬剤の成分が浸透していきます。
そして活性酸素が発色させたい染料を結びつけて希望の色が定着、見事色が染まるってわけです。
ただ、このアルカリ剤が少しながら髪に残留してしまうのが現状です。
このカラーに含まれる酢酸は
【酢酸ナトリウム】
でアルカリを中和する機能を持っています。
なのでカラーが終了するときには、化学反応でアルカリを分解中和、髪には塩だけがのこり
キューティクルの保護までしてくれます。
髪にどんな反応するの?
下記の図のように髪の内部に反応していきます。
酢酸を使ったカラーはこれが初で、仕上がりの髪の艶がものすごく良いです。
白髪は染まるの?
よくお問合せいただくのですが、白髪はしっかりと染まります。
しかもファッションカラーとブレンドが可能なので、透明感のある色を作ったり
通常の白髪染めでは仕切れない色味を表現したりが可能です。
頭皮にはいいの??
頭皮にも中和する反応が起きるため、カラー後の頭皮のつっぱる感じとかがほとんどありません。
ただ、全くダメージがゼロ、というわけではないので、過去にカラーでかぶれたことがある方や
いつも痒みが出る等の方にはなるべく頭皮につけない施術をおすすめしています。
そして、このカラー剤発色スピードが早いのです。
なので単純にカラーをしている時間が早いので、頭皮もカラーにさらされている時間が短くなります。
結果、頭皮にもやさしいということですね。