明るい白髪染めってなに??
よく白髪染めと普通のカラーってなにが違うの?と聞かれるのでその辺からご紹介していきます。
白髪染めには、白髪を染めるために『濃い染料』が入っています。
白い髪には染料がしっかりと入って、普通の髪の毛は少し明るくなる、そんな仕組みになっています。
なので、明るめの白髪染めをしたいときにある程度までしか明るくならないといった現象になります。
この白髪って結局黒い髪の中にところどころ真っ白の髪が混ざるから目立つと考えられます。
ってことは、黒い髪を白髪のようなクリアな色にしちゃえば白いの目立たないんじゃないか??
となるわけです。
そうなると、通常の明るめカラーだと、12ー13レベルまで色が明るくなるのでかなりクリアな発色が期待できます。
この時は、白髪はうっすら色が入る程度で染まることはありません。
白髪の色に寄せることで見えにくくなる
というのがわかりやすいかもしれませんね。
今は特におおきく二つの方法をとっています。
ハイライト、ブリーチを駆使して色自体にデザインを入れる
お仕事に制約がない!という方には抜群におすすめな全頭ブリーチオンカラーのパターン
一度全体をブリーチを使用して脱色。
脱色をした状態では白髪と元々黒髪だったところの差はほとんどない状態になります。
そこから希望の色を入れていくわけですが、この時はせっかく脱色して色素がない状態になっているので
薄い色をチョイスすることをおすすめしています。
写真のような、黄色みを少し感じるやわらかいベージュ、薄い紫を入れて黄色みを消したホワイト感のあるクリアな色味などが特におすすめ。
根本からはえてきた白髪もかなり目立ちにくいのと、圧倒的に色味を楽しむことができます。
最近ではケアしながらブリーチ、なんかも可能なのでダメージが全くないなんてことはないですが、かなりダメージを軽減させて楽しむことが可能です。
また、最近では『ハイライトだけ入れる』なんて方も増えています。
全体のベースとなる髪は黒いままなので時間が経っても根本のカラーが気になることはありません。
ハイライトの部分が伸びてきて、見え方が変わってきたらハイライトを増やしてみたり、全体の色をかえてみたり、といろんな楽しみ方ができます。
全体の明るさも出しながら、ハイライトを入れているパターン。
ベースの色も明るくしているのでパッと見た印象はかなり透明感のある感じになり、
とても白髪染めをしてるようには見えない仕上がりになります。
髪が太くて硬い、白髪の量も少し多い、なんて方には特におすすめです。
全体的に明るい色をチョイスしてカラー
この方法は、黒い髪を最大で13レベルまで明るくします。白髪にはもちろん染まりません。
基本的に、9レベルぐらいまでであれば白髪もしっかりと染まるんですが9レベルぐらいって、意外とそんなにあかるくありません。白髪に近い透明感をねらってくのであれば、やはり10レベル以上、可能であれば13レベルほどをおすすめします。
上の2点の写真は明るさは大体12レベル。使用した色味は一枚目がマットベージュ。
2枚めがピンクベージュ。です。
12から13レベルほどのカラーリングで白髪を無視して染めるとこんな感じのカラーになります。
以上の2点はいずれもある程度明るい仕上がりとなるので、お仕事の決まりがあまりない方に限定されるかと思います。
といった感じでカラーリングの染め方自体にデザインを入れる方法、全体を明るくして、白髪の色に全体の明るさを寄せていく方法、といくつかの選択肢があるというお話でした。
髪質や求めるデザインによって、色味や明るさのおすすめも変わってくるかと思うので詳しくは担当スタイリストへご相談ください。